ヤケヒヨウヒダニに対する侵入阻止効果(忌避効果)試験(試験Ⅲ)

2014年1月27日
試験委託:株式会社たかくら新産業
試験機関:住化テクノサービス株式会社
試験期間:2014年1月14日~15日

Ⅰ.試験目的(依頼事項)

ヤケヒヨウヒダニに対する侵入阻止効果(忌避効果)を調査する。

Ⅱ.材料および試験方法

  • 供試検体:検体(液剤)
    検体A   メイド オブ オーガニクスダニオフファブリックスプレー
  • 供試虫:ヤケヒヨウヒダニ Derwatophagoides pterortyssinus
    住化テクノサービス株式会社 累代飼育系統
  • 区制 1区1シャーレ、3反復
  • 試験方法
  • 検体を、ろ紙(直径35mm)1枚に、0.5ml滴下し、約24℃条件下で、約1時間風乾した。
  • シャーレ(直径90mm)内に、ダニ培地約1g(約10000頭)を投入した。
  • その上に、シャ一レ(直径35mm)を設置した。
  • そのシャーレ(直径35mm)内に、検体を処理したろ紙を設置し、中央部に誘引源として、
    餌 (MF飼料:オリエンタル酵母工業株式会社)約50mgを置いた。
  • 試験容器のシャーレは、温度約24℃条件にて管理した。
  • 試験開始約24時間後に、ろ紙(直径35mm)上の生存ダニ数を、実体顕微鏡下にて調査し、次式にて、忌避率(%)を算出した。

忌避率(%)=100×(無処理区ダニ数-検体区ダニ数)/無処理区ダニ数
(ただし、マイナスの値の場合は、0%とする。)

Ⅲ.試験成績

ヤケヒョウヒダニに対する侵入阻止効果(忌避効果)試験

24時間後の
寄生ダニ数
合計 忌避率(%)
メイド オブ オーガニック
ダニオフ ファブリックスプレー
24 82 87.9%
30
28
無処理 162 679
350
167

試験期間:2014年1月14日~15日


Ⅳ.結果および考察

①検体A メイドオブオーガニクスダニオフファブリックスプレーの0.5ml/区のヤケヒヨウヒダニに対する24時間 後の忌避率は、87.9 %であった。
以上のことから、本試験方法では、検体(液剤)検体Aのヤケヒヨウヒダニに対する侵入 阻止効果(忌避効果)は、忌避率が約90%に近い値であったことから、効果は高いと思われた。